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2026年3月号 『戦争と平和と変換人 Part2~視覚優位文明の終末と「母子一体」への回帰』

テーマ:戦争と平和と変換人 Part 2

~ 視覚優位文明の終末と「母子一体」への回帰

―― 「見る」から「聴く」へ、反ホムンクルス知覚の顕在化 ~

 

●戦争の時代に、いま何を見抜くべきか

 

3月度大阪教室で統心がまず見据えたのは、いま世界が単なる地域紛争の時代ではなく、「最終戦争」の時代へと踏み込みつつあるという現実である。中東情勢の激化、アブラハムの宗教同士の宿命的衝突、そして覇権国家文明そのものの臨界点…。今回のレクチャーでは、そうした外側の出来事を単なる時事解説としてではなく、人間型文明そのものの行き詰まりとして読み解いていった。

 

では、その行き詰まりの根はどこにあるのか。今回統心は、その根を人間の知覚構造そのものの中に見にいった。

 

 

●戦争の原因は「見ること」自体にある

 

今回の核心はここにある。統心ははっきりと、「戦争の原因は見ること自体にある」と打ち出した。私たちはふつう、戦争の原因を宗教、政治、経済、民族対立などに求める。だがそのさらに奥には、自分の見ている世界、自分の信じている真実を、そのまま事実そのものだと思い込んでしまう知覚の構造がある。「真実は人の数だけある」のに、それを「一つの絶対」へと塗りつぶそうとするとき、断罪、敵味方分離、浄化衝動、そして戦争が始まる。

 

 

●「見る」とは能動である

 

では、なぜ人はそこまで自分の見え方を絶対化してしまうのか。統心は今回、「見るとは能動である」という一点を、脳科学、心理学、日常感覚を横断しながら整理した。見るとは、ただ光を受け取ることではない。選び、焦点化し、意味を与え、世界像を立てることである。人は、世界をそのまま見ているのではなく、自ら切り出し、意味づけた世界を見ている。その能動性に無自覚であるとき、人は「世界がそう見せてきた」と錯覚し、他責へと傾き、ついには闘争を正当化していく。統心は今回、この「見る=能動」という認識を通して、視覚優位文明の土台を根本から揺さぶっていく。

 

 

●ホムンクルス文明の正体

 

そして第三章で統心が暴いたのが、「ホムンクルス文明」の正体である。人間は、自分はただ見せられているだけだと思い込みながら、同時に、理解し、判断し、操作している主体でもあろうとする。この矛盾を支えるために、後ろから前の世界を管理する“小さな私”が要請される。これがホムンクルスであり、「受動先手の能動」という倒錯の正体である。脳科学、情報工学、自己啓発、スピリチュアル――現代にあふれる多くの語りが、実はこのホムンクルス図式に支配されている。今回の動画では、そうした現代知性の病理を一気に見抜き、後ろから世界を管理する文明そのものにメスを入れていく。

 

 

●「見る」から「聴く」へ、そして母子一体へ

 

だが今作は、批判だけで終わらない。統心が最後に示したのは、そこから外へ出るための知覚の反転である。受動先手の能動ではなく、能動先手の受動へ。後ろから世界を管理するのではなく、前へ出て、世界の只中に参与し、その響きを受け取る知覚へ。そのとき鍵になるのが、「見る」から「聴く」への転換であり、「母子一体」への回帰である。母子一体とは、相手を理解し尽くした関係ではない。理解しきれない他者と、なお切れずに共に在る関係である。今回のレクチャーでは、この感覚を「聴観」として整理し、さらにベルクソンの脳論や、土星・海王星合をめぐるΩ構造と宇宙的受精の話まで接続しながら、人間型ゲシュタルトを超えるための通路を提示している。

 

 

●戦争ゲームを抜け、次のヒトへ

 

つまり今回は、単なる戦争論ではない。視覚優位文明の終末を見抜き、ホムンクルス文明の正体を暴き、そのうえで「母子一体」「聴くこと」「前への移動」を通して、次のヒトへの通路をひらく回である。いま世界は騒がしい。だが、その騒乱のただ中で本当に問われているのは、私たちがどんな知覚で世界に立っているかということである。今回の動画は、その問いに対して、時事、理論、文明論、そして実感のすべてを貫きながら答えようとした、かなり重要な一作となった。

2026年3月号 『戦争と平和と変換人 Part2~視覚優位文明の終末と「母子一体」への回帰』【DVD版】

テーマ:戦争と平和と変換人 Part 2

~ 視覚優位文明の終末と「母子一体」への回帰

―― 「見る」から「聴く」へ、反ホムンクルス知覚の顕在化 ~

 

世界はいま、「最終戦争」の時代へと踏み込みつつある。

だが今回、統心が問うたのは時事そのものではない。人間型文明の行き詰まりの根を、「見る」という知覚の構造そのものの中に見にいった。

 

今回の講義では、「戦争の原因は見ること自体にある」と打ち出し、「見るとは能動である」という観点から、視覚優位文明の土台を問い直している。さらに、後ろから世界を管理するホムンクルス知覚を超えて、「聴くこと」「母子一体」へと反転する道を提示した。

 

視覚優位文明の終末を見抜き、次のヒトへの通路をひらくために。

その認識転換の核心が、今回の動画には凝縮されている。

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コメント: 1
  • #1

    GAKU・MATSUSE (水曜日, 29 4月 2026 17:01)

    前半は最終戦争の内容だった。救世主は最終戦争が起きないと来ない?
    2つはセット?驚きだった!私は歴史が大嫌いだ。正直言ってくり返す
    戦いの歴史など覚えたくもない。戦争の原因はP8に書かれていた。
    真実と事実の違い。結局、受動先手の能動で見ているからだった。 
    頭じゃ納得するが、すぐに通り過ぎる。ホムンクルスが言い聞かせて来る。
    p9の動画もそうだ。初見ではゴリラにはまったく気づかず。しかも人数も
    数人見落としていた。ホムンクルスについて様々な角度から聞けて良かった。
    最後のP21,P22,P24の処は、統心さんの!熱弁が聞けた。力入ってたよ~
    最後は爆笑!なんぼヌース聞いても、ホムンクルスで聞いているで賞に認定!