11/17(日) 2024統心オンライン講演会 第4弾ファイナル!

2024 川瀬統心オンライン講演会 第4弾

日時:11/17(日) 14:00~18:00

方法:ズーム・ウェビナー

費用:3300円

※オンデマンドで後日視聴もできます。

※当日参加された方も、後から何度でもオンデマンド視聴ができます(約1ヶ月)。

 

関西ヌーソロジー研究会主宰

武蔵野学院大学ヌーソロジー研究所 特任研究員

 

ヌーソロジー研究家であり内在探求者

自分教ガイド・川瀬統心によるオンライン講演

 

2024年 ψ12「性質」の顕在化シリーズ 第4弾

 

テーマ:「永遠の汝と我」~意識進化のゴールを見極める

~ 顕在化道12年のラストに現れたユダヤ「対話の哲学」とは ~

 

《《お申込はこちらから》》

 

**************************

 

●2024年は顕在化ラストの年、「前」は最後に何をもたらすのか

 

今回は「2024年シリーズ」最後のオンライン講演会となるが、2013年より始まった「自己側顕在化12年」のラストでもある。

 

2013年より関西ヌーソロジー研究会を立ち上げてから、統心はひたすら「顕在化道=意識進化のプロセス」を見つめ、日々の現場においてこの見えない「梯子」と格闘し、手探りで一歩一歩ゴールを目指し進んで来た。

 

OCOTによって示され、半田広宣氏によって整理された意識進化のプロセスとは以下のものだ。

 

・位置の交換

・位置の等化

・位置の中和

・位置の変換

・位置の転換

・位置の等換

・位置の融和

・位置の統一化

・位置の同一化

 

『2013:シリウス革命』に「悟ったものなど誰もいない」とあったように、ヌーソロジーにおける「意識進化」とは、どこまでも「全体」や「時」の問題として自然に「訪れる」ものである。

 

そのことを十分承知して出発した統心は、2013年より全力で脱力し(笑)…自然体でお任せの境地に徹し…ただひたすら「前」から来るものを受取り、「前」に向かって歩みを進めた。「倒れる時は前へ倒れよう」…をモットーとして、ただひたすら「前・前・前」へ…。

 

OCOTより示された最終構成の進行表『ハーベストプログラム』によれば…2024年で一つの区切りがつき、2025年より新たな方向性が始まる。そして2024~25の間には峠がやってくる…ことが予想された。

 

それゆえ2024年の夏至から冬至にかけて最後の期間に「前」は一体何をもたらしてくるのか…統心は期待に胸を膨らませていた。

 

かくして「前」からやってきたものとは…『永遠の汝と我』…自己と他者、あなたとわたし…

 

ある程度のヌーソロジー学習者であるならば、想定の範囲…と言いたいところだろうが…「前」が示してきたものは、もっと意表をつくものだった…。

 

それは…ここに「ユダヤ精神」の問題が絡んでくると。ユダヤ精神、ユダヤ哲学…ユダヤ精神の根源に見出される『対話の哲学』というものがあるらしい。

 

 

●意識進化の最終段階、ここに来て登場する「ユダヤ精神」

 

ユダヤ精神だって?…それって、統心がさんざん批判してきた「一神教精神」のことではないのか。

 

ヌーソロジーにおける「意識進化」のストーリーとは、そもそも「ユダヤ的なものから逃れる」ことではなかったのか。

 

現代は西洋・物質文明が主流であり、その根底には「ユダヤ-キリスト一神教の精神」がある。現代社会が抱える多くの問題に根本解決を求めるならば、その元凶である「ユダヤ的なもの」からの脱却が必要となる。

 

そんな出発時に棄却した方向性が、いま再び戻ってきたというのか…意識進化のゴールが見えてきたこの最終段階において。

 

どうやら私たちはユダヤ精神を誤解していた様だ。「砂漠の宗教」として語られるユダヤ性とは、自然を驚異と征服の対象として見立てて、人類に物質文明をもたらす原動力となるものであった。

 

しかし行きすぎたその精神はやがて過剰な物質欲と権力欲にまみれ、世界に争いと破壊をもたらす元凶となってしまった…。

 

だがこのようなユダヤ性はほんの一面に過ぎず、これをもってユダヤ精神の本質とするのは浅はかなことだった。ユダヤの選民思想や一神教精神が傲慢かつ閉鎖的な態度をもたらすというのは、表面的・幅的な理解に過ぎなかったのだ。

 

その深層・奥行きには、もっと本質的なユダヤ性があり、それがいまは眠ってしまっている。それを呼び起こすことが必要なのではないか…そうやって見出された根源のユダヤ性…それが『対話の哲学』であるというのだ。

 

 

●真のユダヤ精神である『対話の哲学』

 

これは19世紀末から20世紀にかけて、2度の世界大戦とナチスによるホロコーストという局限状態に直面したヨーロッパのユダヤ人たちの中で醸成されていった哲学なのであった。

 

マルチン・ブーバー(1878-1965)の『我と汝』、エマニュエル・レヴィナス(1906-1955)の「他者論」…ブーバーやレヴィナスの倫理的哲学は広く知られているが、この思想の系譜は一人の忘れられた思想家から始まった…それがヘルマン・コーヘン(1842-1918)。

 

19世紀ヨーロッパにおける「ユダヤ人の危機」に直面し、その状況を乗り越えるべく古きユダヤ精神に立ち返り、そこから『対話の哲学』を導き出したのはこのコーヘンであった。

 

ブーバーもレヴィナスもこのコーヘンから多大な影響を受け、それぞれ「他者論=倫理的哲学」を深めていった。

 

古きユダヤ精神の根源に見出された『対話の哲学』…それは「他者論」であり「倫理的哲学」…存在論や認識論よりも「倫理」を優先して位置づける…という思想であった。

 

宇宙の根源は「自己と他者」である…とするヌーソロジーが見出そうとしている「意識進化のゴール」…そのヒントとして「前」は『対話の哲学』を持ってきたというのには実に納得がいく。

 

 

●まずは「他者なき世界」へ入れ

 

しかし、ヌーソロジー提唱者・半田広宣氏はこうも言う。

 

「他者なき世界」ヘ入れと。

 

--------------------------

 

「他者を消し去ること(2013/02/15)」

「一度、他者を忘却する必要がある(2013/05/21)」

「他者なき世界の構築が必要だ(2014/06/07)」

 

だが広宣氏の真意はあきらかである。

 

「真の他者と出会うために決行すべきこと。それは他者構造によって生み出されたこの意識から、他者を消し去ることである…はっきり言えばこの世界における他者との離別を意味するもの(2013/02/15)」

 

--------------------------

 

「真の他者と出会う」ためには、一度この世界の、つまり従来の意味での「他者」とは完全に離別する必要がある…というのだ。

 

そうやって見出された「真の他者」との関係は…まさしくユダヤ精神の根源に見出された『対話の哲学』に通じていることが予想される。

 

 

●「真の自己と他者」はお互いに出逢えない関係

 

ヌーソロジーにおいては「真の自己=ψ5」「真の他者=ψ*5」として解釈することができる。

 

ところがこのψ5とψ*5は、お互いがねじれの関係にあり、決して同一空間に位置することができない。それは空間構造上、原理的にできない。

 

そのお互いに不可能の関係が、やがて出逢うところに意識進化のゴールがある。

 

--------------------------

「これから僕たち一人ひとりが「他者なき世界」に入って行く」

「と言って、自己だけになるのかというと、それも違う」

 

「この先があります。「精神的な一つの同じ宇宙」を共有する世界。」

「そこに向かって行くのがヌーソロジーです。」

 

(半田広宣氏 2024/10/20~21 Xへの投稿より)

--------------------------

 

「他者なき世界」「原理的に出逢えない」

 

そのような「真の自己・ψ5」と「真の他者・ψ*5」…これが「永遠の我と汝」のことである。

 

 

●不可能が可能になる…その構造を明らかにするヌーソロジー

 

そのような不可能な関係同士が出逢う…精神的な一つの同じ宇宙を共有するようになる…そんなことはあり得るのか。

 

賢明な探求者であれば、これが意識進化のゴールである「位置の同一化」のことだと気づかれるであろう。

 

ヌーソロジーにおいては、この最終段階は「ψ11~ψ12」の空間構造として現れる。

 

「ψ11~ψ12」は「ψ*11~ψ*12」と双対構造をなすため、この段階は「ψ11~ψ*11」だと言うことができる。

 

そして観察子の構造上、ψ11はψ*5へ、ψ*11はψ5へと凝縮化する。

 

すると「ψ11~ψ*11」は「ψ*5~ψ5」へと変換されることになる。

 

「ψ5~ψ*5」は、最終段階において「ψ*5~ψ5」の関係へとひっくり返るのである。

 

ここに、不可能であったψ5とψ*5が出逢える可能性が構造的に示される。

 

意識進化のゴールはまちがいなく「ψ5とψ*5がいかに出逢うか」だ。

 

それがこの段階において…そう、「ψ11~ψ*11」顕在化の段階においてその構造が明らかになるのである。

 

この結論を言葉で言えば「あなたとはわたしだった」「わたしとはあなただった」となるが、そんな結論だけ聞いても意味がない。それでは意識進化の「力」は構成されない。

 

まずは思考で、この構造を認識する必要があるということ。それをやっているのがヌーソロジー…ということになる。

 

 

●ヌーソロジーと対話の哲学、日本とユダヤが手を取り合う…

 

だが構造理解だけではこれまた未完と言わざるを得ない。屋根や壁があることで初めて「建物」なのであって、構造理解だけなら骨組みだけになってしまう。

 

そこへユダヤ『対話の哲学』が合流する。

 

ヌーソロジーが解き明かす「構造」とユダヤ精神の根源から見出した『対話の哲学』が出会う…。

 

おそらくそこに、意識進化の最終段階である「位置の同一化」への梯子が姿を顕すことになるだろう。

 

そしてこれはまた『ヌーソロジー』の根底にある古代日本精神と『対話の哲学』の根底にある古代ユダヤ精神が出逢うということでもある。

 

終わりの日、日本とユダヤが手を取り合う…

 

もしかすると、この埋もれた「真のユダヤ精神」を発掘することは、日本人としての「真の責任」であり「最後の務め」なのかも知れない。

 

さらにこの出逢いが、昨今の不穏な中東情勢、イスラエル-イランの紛争に始まる第3次世界大戦を未然に防ぎ、その状況を鎮めることに繋がっていくだろう…そう信じてやまない…。

 

 

2013年より歩んで来た関西ヌース&統心の集大成、「顕在化12年路程」の区切りとなる今回の講演会。

 

そして毎度おなじみ感動のラスト統心節…12年の最後に果たしてどのような内容がやってくるのか…統心自身、とても楽しみにしている。

 

 

毎月の関西ヌーソロジー研究会で発表してきた叡智を数ヶ月に一度、全国全世界の皆様と分かち合う統心オンライン講演会。

 

ヌーソロジー・ビギナーの方でも気軽に楽しめ、かつベテラン勢もうならせる統心節の講演は、毎回好評を博しています。

 

ご縁のある方のご参加をお待ちしております。

 

統心はあなたの中の「変換人」を産み出すお手伝いを致します。