~ピダハンから人工知能、そして自我の消滅まで~
数がない、「右と左」の概念も、色名もない、神もいない・・・そして「過去や未来」もない、「現在」にのみ生きる・・・そのような特殊言語で生きるアマゾンの原住民ピダハン。それでいてMITの研究者達をして「世界一幸せそうな人々」と言わしめる彼らの認知世界。精神世界探求者ならこれを無視することなど到底できない。前半は彼ら「ピダハン」について詳しく紹介していく。
打って変わって後半は人工知能の話になる。原住民から突如、最先端の科学である人工知能の話題へと移動する統心の意図は何か? それは「ピダハン」の認知世界が彼らの使用する「言語」と密接な関係にあり、言語システムを変えれば見える世界も丸ごと変わってしまうことが分かったからである。
最先端の人工知能研究は「人工意識」を作り出そうとしているが、実は人間の言語システムを解明することでもある。言語システムが解明されれば「意識」自体のシステムが解明される。その為に個々の言語を調べていても埒が明かなかったが、ピダハン語という全くの「異物」が登場したことで、人間が使用する「言語システム」自体の本質が浮かび上がってきたのだ。それは「再帰構造」であり「物語」であると。
統心は気づく。これは自我、すなわち「人間の内面」の解明だ!ということに。ピダハンが「人間の外面」に生きる人達であると理解できるヌーソロジーならではの解釈。そしてもし「人間の内面」が解明されるなら、それの解体、そこから自由になる道も見えてくる。「再帰構造」と「物語」から自由になればいいのだ!自我の消滅がいよいよ視野に入ってきた!まさにψ9顕在化の年のフィナーレにふさわしい内容となったレクチャー、第一弾。
【注意】この動画は収音マイクの不調により、前半はカメラ内蔵マイクのため、いつもよりボリュームを上げてください。後半はオフィス・スタジオにて撮り直しています。予めご了承ください。