~ 二元対立の解消、陰陽二相から正反四相へ ~
「今日来た方はラッキーですね。今回はもっとも統心らしい回かも・・・」このセリフからレクチャーは始まります。ヌーソロジー研究を始めて約13年。園児の頃から真理探究約50年。統心はずっとこの「ねじれ」問題を探究してきたのです。それは「差異と同一性」のことです。いかにして「同一性」から抜け出すのか。
物心ついて一神教精神に属するようになり、知らず真理をもとめ続けることで、ますます自分を苦しめるようになりました。同一性による振り子的反復、善悪観念による縛り・・・愛し求め執着していた一神教的価値観そのものが、自分を牢獄に閉じ込めていた・・・分かっていても抜け出すことができない、そのようなジレンマの日々でした。
そんな苦しみに根本的救済をもたらしたのは間違いなくヌーソロジーであり、ヌーソロジーによる新しい思考・幾何学概念、それがずばり「反転」であり「ねじれ」なのです。
ねじれ=反転=差異=境目・・・すべて同相であり、それぞれの言葉が持つニュアンスを統合することで、潜在した領域の解像度を上げることができます。これぞ正しく意識進化。
この回は徹底して「ねじれ」を探究します。「ねじれ」という明確な幾何学概念を導入することで、またひとつ同一性のワナから抜け出す力強いゲシュタルトが醸成されていくのです。とくに「陰陽二相から正反四相へ」という発見は痛快の極みです。