テーマ:「同一性の解体と失われた霊性の回復」
同一性とは「A=A」。即ち、男=男、女=女 表=表、裏=裏 善=善、悪=悪・・・要はあたりまえ、分別知の世界。しかし、こちらは「閉じている」。
即非の論理とは「A=非A」。即ち、男=女、女=男 表=裏、裏=表 善=悪、悪=善・・・これは非合理、無分別知の世界。しかし、こちらは「開いている」。
世界に「禅」を紹介した哲学者・鈴木大拙は「即非の論理」の体得を「霊性の自覚」としています。「変換人の心象風景2」と題したこの回は、この「即非の論理」をめぐり「同一性の解体」という「変換人の論理構造」を探ります。