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2019年12月の方向性

◆明日12/28は大阪ヌーソロジー教室あります◆

 

2019年最後のヌーソロジー教室!(忘年会付き)

 

テーマ:俯瞰と顕在化 パート2

~「主語」なんてイラナイ! ぶっ壊せwww~

 

 

「主語不要論」を訴え続ける言語学者・金谷武洋氏。

 

金谷氏の著作『日本語と西欧語~主語の由来を探る』では

 

「主語(→行為者)」という概念が

 

「神の視点(→まさしく俯瞰)」と

 

「物質化(→自然力の衰退)」

 

に密接な関係があることを紐解いています。

 

 

さらに「日本語に主語はなかった」という従来の主張に留まらず

 

「元来、英語にも主語はなかった」ということを

 

史実を遡りながら言語学的に明らかにされています。

 

 

従って「主語に普遍性などない!」と雄叫びをあげる金谷氏。

 

ヌーソロジストにとって「自我の解体」を後押ししてくれる強力な味方です。

 

 

そしてもう一つ、この本はさらに重大なことを示唆していました。

 

それは古代印欧語に出てくる「中動相」のナゾ。

 

「能動」と「受動」の中間とみられる「中動」。

 

「中動相」とは言語学的に「受動相」よりも前に登場し

 

「受動相」はその「中動相」から分岐してきたものです。

 

元は「能動-中動」の対化から始まったと。

 

 

これを読んで、私は悟りました。

 

「能動」と「受動」という対化は根源的なものではなかったんだと。

 

それは現象的なもの、結果でしかなかった。

 

能動 vs 受動

主体 vs 客体

さらに

男性 vs 女性

までも・・・

 

これら二項対立は根源的なものではなかったのです。

 

結果をいじくり回しても根源には至れない。

 

ここにきて、今年の研究が全て繋がった!

 

男性性と女性性の統合、原因論と目的論、俯瞰と顕在化・・・

 

 

令和元年最後の大阪ヌーソロジー教室

 

統心砲、炸裂させます!www

 

乞うご期待。