今月のテーマ:
カタカムナとヌーソロジー・第1弾
「アワとサヌキのサトリについて」
2019年の年間テーマ「思形と感性」
これは「男性性と女性性」のことでもあります。
「今年は男性性と女性性の統合について見ていきます」
と年頭に発表したにも関わらず
半年間その話題に手を付けられませんでした。
でも当初から私には直観がありました。
「これはカタカムナを扱うことになるな」
そんな折、広島のカタカムナ研究者・御手洗さんからお声がかかったのです。
それで7/6の広島講演会から9/22広島ヌーソロジー教室の実現となりました。
カタカムナの思念に「アワとサヌキのサトリ」というものがあります。
簡単に言うと、アワは女性性、サヌキは男性性のこと。
サヌキ性は自己主張をし、目的に向かって突き進む性。
アワ性は陰に回り、周囲に気を配り、相手を立て相手に順応しようとする性。
このアワ・サヌキは単純な相対性ではありません。
アワの中にサヌキ性があり、サヌキの中にアワ性があるのです。
その様相を「四相」と言います。
これはヌーソロジーの「双対性」や「四値論理」と同じ考え方です。
ところで、カタカムナを研究する相似象学会誌によると
現代文明は「サヌキ性」を助長する社会であり
よりサヌキ性の強い者が出世して栄光を受ける「サヌキ型社会」なのです。
サヌキ型社会においては、「アワ性」の強い者は社会の風潮になじめず
その為に自分自身を正当に評価する基準を持てず
自己評価を下げ、不当に自虐をし、生命を衰弱させることになるのです。
しかしながら、かつての生命力にあふれた古代の文明においては
どの民族も「アワ性」の強い人を評価し尊重した「アワ型社会」でした。
要するに現代文明の堕落と滅亡の危機とは
とりもなおさず、この「アワとサヌキ」という
「性のサトリ」に対する「全くの無知」から来ているのだと
相似象学会では結論づけています。
このカタカムナの視線は
対立する「思形と感性」「男性性と女性性」の問題を整理し
並格的・調和の関係性を見出して行くことが
来たる霊性文明への道であるとする
ヌーソロジーの視線と重なってきます。
「思形と感性」の統合に
カタカムナがどんなヒントを与えてくれるのか
これから数回に渡り
相似象学会誌を紐解きながら見ていきたいと思います。