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2019年7月の方向性

◆今月の定例ヌーソロジー教室/大阪・京都

今年もまたこの季節がやって来ました。

テーマ:2019年度上半期総集編プラス!

2017・18年に続いて3年目となる「上半期総集編」。


★今年もいろいろと取り上げてきました。

1月:2019年の展望 ~「12」な年について
2月:「思形と感性」概論
3月:変換人の心象風景 ~ 変換人の時間概念
4月:変換人の心象風景2 ~ 同一性の解体について
5月:変換人の心象風景3 ~ 原因論と目的論
6月:原因論と目的論パート2


昨年は「11」な年でした。
2+0+1+8=11、戌年は11番目の干支。
ψ11は「定質」。

今年は「12」な年です。昨年の反映であり、
2+0+1+9=12、亥年は12番目の干支。
ψ12は「性質」。

ψ11「定質」とはψ9「思形」とψ10「感性」の等化、すなわち統合。

ψ12「性質」はその中和であり、再び分離して元のψ9とψ10の関係に戻ることでもあります。


★では「思形と感性」とは何なのか?

それは「考えると感じる」「左脳と右脳」の関係にも表れており

「男性性と女性性」「父性と母性」でもあります。

また、ヌーソロジーにおいて「思形と感性」は「調整質」と呼ばれ

2012年に終了した「調整期6500年」、つまりこの「物質文明」をもたらした本質でもあるのです。

それゆえ2013年に始まる「覚醒期6500年」、新しく始まる「霊性文明」が開かれる為には

この「思形と感性」の統合が重要な問題となります。

ところでアニマンダラ提唱者の天海ヒロさんとは昨年から思考線のシンクロが始まり

まったく打ち合わせすることなく、共に「思形と感性」の統合を今年のテーマとして動き出しました。

天海さんの直観には、その方向性として「クジラの歌」が降りてきたようです。


★「クジラの歌」

「クジラの歌」とは、主にザトウクジラにおいて研究されている現象ですが

光の届かない深海において、クジラが仲間と聴覚でコミュニケーションをとる手段です。

しかしその性能は驚くべきものであり

クジラ三頭がいれば、深海のある層を伝って地球一周の音信ができるそうです。


さらにその歌は明確な論理構造をもった言語であると同時に

どうやら感情までもダイレクトに伝達している様なのです。

天海さんはここに「思形と感性」の統合を直観されました。

すると驚くことに今年、これと同じテーマを扱うアニメ映画『海獣の子供』が上映されたのです。

天海さん自身、あまりのシンクロに驚いておられました。


★統心は何を直観したのか?

「思形と感性」の統合…ではこの半年間、統心は何を直観してきたのか。

1月教室では、今年は「男性性と女性性」の統合について見ていく!と宣言しておきながら

それ以後の教室で「男性性と女性性」の話題は全く出ませんでした。

どうした、統心? 直観を見失ったのか?

いえいえ、そうではありません。

実は統心においては、それが「目的論」としてやってきたのです。


原因論と目的論。

なるほど、原因論は思形的、目的論は感性的と言えます。

そして「目的論」に限って言えば

それを明晰に思考する時

そこには「思形と感性」の統合がみられるのです……。


今年は令和新時代の幕開け。

この大きな節目の年、この半年間をもう一度振り返り

反復することで、バラバラの知識・体験を統合して

後半の確かな歩みへと繋げて参りましょう。