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2019年5月の方向性

令和元年最初のヌーソロジー教室です。

 

◆テーマ:「変換人の心象風景3」~原因論と目的論~

 

 

2013年出版の『嫌われる勇気』が全世界で350万部を超えるベストセラーになり

 

「アドラー心理学」が広く知られるようになりました。

 

「原因論と目的論」は、そのアドラー心理学からの知見です。

 

 

それは、行動や感情の考え方に対する二つのアプローチ法のこと。

 

「原因論」は、行動や感情は「過去の原因」に基づいて起こるという考え方で

 

「目的論」は、行動や感情は「未来の目的」に対して起こるものだという考え方です。

 

お気づきのように、両者のアプローチは真反対となっています。

 

 

人間を悩ます罪悪感・失敗概念・欠乏感・無力感・・・

 

これらはみな「原因論」的な思考がもたらすものです。

 

要するに、問題の原因を追及しようとする姿勢です。

 

物質的な領域では、「原因論」は問題解決の大変有効な手段となるのですが

 

精神的な領域では、「原因論」は新たなる苦しみを生み出すことが多いのです。

 

 

人間が問題を解決できずに苦しむ時は

 

大抵が「原因論」的な思考の中で堂々巡りしているのです。

 

 

では「目的論」だとどうなるのか。

 

そしてそれが「変換人型ゲシュタルト」とどのような関係になるのか。

 

 

「変換人の心象風景」シリーズ第3回は

 

この「原因論」と「目的論」について見ていきたいと思います。