みなさん、こんにちは。
関西ヌーソロジー研究会の川瀬です。
新しい年、2016年が始まりました。
2013年から始まった「覚醒期」の4年目。
すでに従来の人類歴史6500年とは異なる方向性をもつ領域に入っています。
皆様の周辺でも徐々に顕在化の兆候が見られるのではないでしょうか。
ヌーソロジーの研究を開始して今年で8年になりますが、
昨年から「方向性」がより明確になってきました。
それは「奥行き」「持続」です。
そしてそれは神道で言う「中今」に通じています。
「中今」、つまり「今に生きる」ということを言葉で知っていたとしても
それだけでは何の力を持つこともできないでしょう。
それは私たちが従来の時間観(幅の時間)しか知らず、
そのことで本来の生命感覚が阻害されていることに気づかないからです。
それが「人間の内面」ということです。
「人間の外面」はつまり「奥行き」ですが、
それは「虚軸」という虚の「空間」で表現されますが、
その正体は「持続」という生命の「時間」そのものだったのです。
これは「幅の時間」とはまったく違うものです。
この「生命の時間」をひたすら追いかけたのがベルクソンです。
そのベルクソン哲学を踏襲したのがドゥルーズですね。
ヌーソロジーに取り込まれた最重要な哲学の系譜です。
今年は皆さんと共に、この「生命の時間」がさらに明確になるよう追いかけて行きたいと思います。
そうすることで、いつのまにかヌーソロジーが皆さんの生き方へと陶冶されていることに気づかれるでしょう。
今年は申年、神という漢字は「申を示す」と書きます。
「人類が神を見る(原題:神が神を見る)」を標榜するヌーソロジーにとって
さらに発展する年になるでしょう。
本年もよろしくお願いいたします。
2016年1月
川瀬統心