《統心からのご挨拶》

【4/29出版記念講演会にむけて】
~ いま、真の自分と向き合う時代に ~

 

自分教ガイド・川瀬統心です。

 

この度はお陰様で、本年2月末に処女作『ワンネスは2つある』をヒカルランド社より上梓いたしました。今回はその出版記念講演会を、GWは新緑の香る京都にて開催いたします。

 

新説・精神世界史『ワンネスは2つある』は本格的な読み物です。真理を愛する人であるならば、充分な手応えと満足を感じて頂けることでしょう。決して、「理論の為の理論」に走っているようなことはないと思います。事実、この本で私は自分の人生と西洋精神史をオーバーラップさせながら、ひたすら現場において生きる「等身大」の真理を描き出すことに執持しました。

 

思えば私の関心事は、始終一貫して「人間の意識進化」です。かつて天動説から地動説へ移行した「コペルニクス的転回」が、近々、全人類に劇的に訪れるだろう…そしてそれ以外にこの閉塞した状況を打開する道はない…という確信が、幼き頃よりありました。

 

現在、全人類が陥っている閉塞的状況を一言で言うと「ニヒリズムの蔓延」ということになります。現代はニヒリズムの時代なのです。ニヒリズムの末期的状況が、いまあらゆる所に現れ始めています。

 

ニヒリズムの時代とは、何も信じることのできなくなった時代のことです。それは「相対化の時代」でもあります。各分野に相対化の嵐が吹き荒れ、絶対的価値が消滅しようとしています。それは「神」を始め、伝統的価値観の一切が崩れていくことを意味します。それまで安心し、より所としてきた全てが崩壊して無くなるのです。

 

現代哲学の先駆者であるニーチェは、この状況について「神は死んだ」という有名な一言を残しています。そして、ニヒリズムの時代が来るということを。

 

今まで頼りがいのあった全てのより所を失うこと……果たしてこれはいけないことなのでしょうか。私は決してそうではない、と思います。むしろこれは必然のプロセスとして肯定的にみています。

 

すべてが崩れ去ることで、私たちはようやく一番後回しにしてきた問題に手を付ける時が来たのです。

 

それは「自分を信じること」です。

 

生まれてから死ぬまでいつも一緒にいて、そして死んでからもこの先ずっとずっと付き合い続けることになるだろう「自分」。

 

この自分を信じることが一番難しい、最後の問題だったのです。

 

それに比べれば、これまでのように自分以外を信じることはずっと楽だったのです。自分から遠くになればなるほど、信じ易かったのです。それが「神」を信じることや、自分以外の英雄・メシアなどを信じることでした。より遠くにあるほど、より過去になるほど信じ易いのです。

 

それらはすべて楽な道なのです。なぜなら、それは逃避だからです。逃避とは、楽な方に逃げることです。何から逃避しているのか、それは「自分」からです。

 

しかし、もう逃げる場所は無くなりました。そして最後の最後になって、「自分」だけが目の前に残るのです。これは「死」を迎える状況に似ています。

 

いよいよ、「自分」と本気で向き合う時が来たのです。それが「自分教」時代の到来です。

 

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「何も信じられない」というニヒリズムを通過したお陰で、最後の最後に対決するべき「自分」と出会えるのです。

 

ニヒリズムの時代を超えて、これから「自分と自分との関係」が最も重要となる時代が訪れます。(※なぜなら、それこそが人工知能AIがどれほど発達しても構築できない関係性なのです…自分と自分との関係。これが機械と人間との究極の違いであるということを、自分教は予告しておきます。)

 

ニーチェによると、ニヒリズムの時代を超えて登場するのが「超人」ですが、それはヌーソロジーで言う「変換人」に相当します。「変換人」とは、人間が意識進化の方向性を確定させた状態ですが、自分教的に言えば、変換人とは「自分と自分との関係」を確立した「双頭人」となります。「双子意識」と呼んでもよい。私は、ヌーソロジーの言う「位置の等化」という世界をこのように見ています。

 

そしてこの方向性は、既存のビジネス社会とは全く無縁である…このことを確信させてくれたのが、例のアニマンダラ「負け組生命進化論」。アニマンダラに言わせれば、意識進化の方向性とは「真性の負け組」の方向性なのです。

 

もちろん負け組なんて誰もなりたくないでしょう(笑)。私だってそうです。それに、わざわざ「負ける」話をお金を支払ってまで聞こうとは思いませんし、そんなの聞く価値もありません。ここはもう少し丁寧な説明が必要です。

 

意識進化する「負け組」とは「負け犬」ではありません。「負け犬」とは「自分に負けた人」のことです。対して「真性の負け組」とは「自分と出会った人」ということになります。自分に負けず、自分から逃避せず、自分と出会い、自分と共に二人三脚で生きることができるようになった人です。

 

なぜそのような人をわざわざ「負け組」と表現するのでしょうか。それは、いわゆる「勝ち組」が「外」に向かっていくように、「負け組」は「内」に向かって行くからです。「内に向かうか、外に向かうか」…ここが大きな分かれ目となるのです。

 

ではそのような「負け組」がどうしてビジネス社会と無縁になるのでしょうか。それは、そのような人達は、自分の為に「人を犠牲にすること」「人を利用すること」を拒絶するからです。ただそれだけです。

 

さてさて、今回は記念講演のゲストとして、ヌーソロジー提唱者の半田広宣さんと「生物学版ヌーソロジー」とも言われる「アニマンダラ」提唱者の天海ヒロさんが来られます。

 

半田さんとは、統心流「自分教」の文脈にそって、改めて「人間の意識進化」を語り合いたいと思います。統心の土俵の上で半田さんを迎えるのですから、これまでの半田さんとは違った面を引き出せることでしょう。

 

天海さんとは、意識進化の本流である「真性の負け組」について、さらに突っ込んだ話をしていきたいと思います。

 

初めての人にとっては、どれも目から鱗の連続となることでしょう。

 

それでは4/29、GW最中の日曜日となりますが、もしもご都合がよければ、京都にてお会いできるのを楽しみにしております。

 

2018年4月17日 川瀬統心

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「とうしん」のペンネームでブログを書いています。「ヌーソロジー実学派」のコンセプトのもと、現場に即した観点から、意識進化の方向性をひたすら追求しております。