関西ヌーソロジー講座2025
「4次元は目の前に」~意識の位置を問い直す全11回の旅
第2回:Ω2(月)の巻
テーマ:構成される世界…カントと現象の牢獄
~内面回路 vs 外面回路 …そして、空間が語りはじめる~
カントによって、世界は“内面”に構成されるものとされた。
…その構成主義が、空間そのものの語りを、私たちから奪ってしまった。
◆ カントが作った「内面回路」…その牢獄構造を解体する
「人間が世界を構成している」という認識論。空間も時間も、内側に備わるアプリオリな形式として理解されるこの回路。それこそが、脳内に“わたし”を閉じ込める〈現象の牢獄〉の原型だった。
今回のレクチャーでは、この内面構成主義が作り出した「情報宇宙=VR的世界観」の構造を、哲学的・構文的に徹底解体していく。
◆ 対抗構造としての〈外面回路〉…空間構文・外面ロゴス
では逆に、“空間そのもの”が前から語っているとしたら?
ヌーソロジーが提示するのは、〈現実界→象徴界→想像界→現実界〉という顕在化の回路である。
そこでは、「像を構成するわたし」ではなく、「像がわたしを構成している」という世界の立ち上がりが起こる。
それは、“前がわたし”という構文…空間そのものがロゴスであるという認識への転回である。
◆ ホログラム・フォトニクス・非局所空間としての“わたし”
レクチャー終盤では、NTTが開発を進める「フォトニクス(光干渉による非電子情報処理)」を比喩に用いながら、内面回路と外面回路の違いを視覚的・直感的に浮かび上がらせていく。
非局所的な像が“前”に生成されるとき、わたしたちはどこにいるのか?
粒子から場へ…テクノロジーと哲学が交錯するなかで、意識の構文転換を体感してもらう。
◆ 空間を「わたしの居場所」として感得する第一歩
今回の講座は、“象徴界を前に立てる”という知覚の始点を、身体で感得するその第一歩である。
哲学の迷路を抜けた先に、「空間そのものがわたしを呼びかけていた」という感覚が、静かに立ち上がるだろう。
それは、空間構文のリアリティ…外面ロゴスの再起動であると同時に、思考と現実が一致していた時代、いわば“ヘルメス的知”の回復でもある。
語りかけてくる“場”そのものが、象徴を帯びて立ち上がる。
そこに、錬金術師たちが感じ取っていたもうひとつの世界が、ふたたび息を吹き返す。
※今月も補足スライドつきの解説トーク(約18分)を収録。
2025年5月号 2025シリーズΩ2『構成される世界…カントと現象の牢獄』【DVD版】
関西ヌーソロジー講座2025
「4次元は目の前に」~意識の位置を問い直す全11回の旅
第2回:Ω2(月)の巻
テーマ:構成される世界…カントと現象の牢獄
~内面回路 vs 外面回路 …そして、空間が語りはじめる~
カントによって、世界は“内面”に構成されるものとされた。
…その構成主義が、空間そのものの語りを、私たちから奪ってしまった。
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GAKU・MATSUSE (日曜日, 06 7月 2025 18:22)
★外面回路と内面回路(P24~26)
半田さんのFBで最近、頻繁に空間構文って言葉が出ていたけど、いつか統心さんが解説
してくれるって思ってた。待ってて正解だった。ボロメオの環における AdS→dS→CFTと
意味構文、空間構文の関係が分かったよ。
外面回路:生成回路、生命の回路
現実界→象徴界→想像界の流れ、特に現実界→象徴界がヘルメスの知、空間構文で
思考と現実が一致、ルービックキューブの6面をそろえた状況
内面回路:崩壊の回路、科学の回路、自我を作る回路、死の回路
現実界→想像界→象徴界、特に象徴界→コピー現実界が男の悦楽(理性の暴走)
P25は内面回路の説明図で誤った方向。
想像界→象徴界の間で自我による意味構文が出来る。
元凶は、この世界や宇宙はバラバラの素粒子でできあがっているという考え方が内面回路へ
この世界は素粒子でできていて、粒子と波動で……この内面回路は自我で回している。
カント哲学の考え方で、ルービックキューブの表3面のみをそろえた状況
ネットに繋がってないパソコン
P26は外面回路の説明図で正しい方向。
ハイデガー哲学のモノに語らせる方向。インターネット常時接続
自分が時間である事がわかる。もう時間は流れず、空間が流れる。
見た事(モノ)と現実がそのまんまである領域。モノに語らせよ!